施工

インターロッキングとは、コンクリート製のブロックやレンガを用いた舗装方法です。それぞれの敷石をパズルのピースのように組み合わせ、互いにかみ合わせることで、強固な舗装面を作り上げます。このため、「かみ合わせ」という意味を持つ「インターロック」から、「インターロッキング」と呼ばれるようになりました。 この工法は、霊園の参道など、安全に歩けるだけでなく、見た目も美しく整える必要がある場所に適しています。まず、敷石同士がしっかりと組み合わさっているため、ずれたり、沈んだりしにくく、安全な歩行を確保できます。また、色の異なるブロックを組み合わせたり、模様を描いたりすることで、霊園の雰囲気に合った景観を作り出すことも可能です。 さらに、インターロッキングには、雨水が地面にしみ込みやすいという利点もあります。ブロックとブロックの隙間から雨水が地面に浸透するため、水たまりができにくく、快適に歩くことができます。水はけの良さは、参拝者の足元を清潔に保つだけでなく、コケや雑草の繁殖を抑える効果も期待できます。これは、霊園の管理の手間を減らすという点でも大きなメリットと言えるでしょう。 このように、インターロッキングは、安全性を高めるだけでなく、景観の向上や、快適な環境づくりにも貢献する、優れた舗装方法です。単なる舗装技術にとどまらず、霊園全体の雰囲気を格調高く演出する、重要な要素と言えるでしょう。