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葬儀

葬儀場選びの基礎知識

お葬式を行う場所は大きく分けて三種類あります。一つ目は斎場、二つ目はセレモニーホール、そして三つ目は自宅です。 斎場とは、一般的に市区町村などの自治体が運営している施設のことを指します。かつては神道の儀式を行う場所として使われていましたが、今では仏式の葬儀でも広く使われるようになりました。利用料金は比較的安価に設定されていることが多いですが、火葬場が併設されていない場合もありますので、その場合は別途火葬場を手配する必要があります。また、利用できる時間が限られている場合もありますので、事前に確認が必要です。 セレモニーホールは、葬儀社が所有・運営している葬儀専用の施設です。典礼会館や葬儀式場などと呼ばれることもあります。近年では、斎場と並んでセレモニーホールを利用する葬儀が主流となっています。セレモニーホールは宿泊設備や控室などが完備されていることが多く、故人とゆっくりお別れをすることができます。また、通夜と葬儀を同じ場所で行うことができるので、移動の手間も省けます。ただし、斎場に比べて利用料金は高額になる傾向があります。 自宅で葬儀を行うケースは近年では少なくなってきましたが、故人の住み慣れた環境で最後のお別れをしたいという遺族の希望があれば、自宅葬を選択することも可能です。自宅葬は、他の参列者に気兼ねなく、故人とゆっくりと過ごす時間を持つことができるというメリットがあります。しかし、準備や片付けに多くの手間がかかることや、自宅の広さによっては参列者全員を収容できない場合もあることなど、様々な制約があることも考慮しなければなりません。 このように、それぞれにメリットとデメリットがあります。故人の希望や遺族の考え方、参列者の人数、予算などを考慮して、最適な場所を選ぶことが大切です。