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手続き

世帯主変更届の手続き

世帯主変更届とは、亡くなった方が世帯を代表していた場合に、新しい代表者を市区町村役場に届け出る手続きです。世帯を代表する人は、住民票でその世帯を代表する人とされており、世帯が住む場所や世帯の人員といった大切な情報を管理する役割を担っています。 世帯を代表する人が亡くなった時は、その役割を引き継ぐ人が必要になります。そのため、なるべく早く新しい代表者を届け出る必要があります。 この届け出をしないと、行政からのサービスを受ける際に支障が出たり、住民票の記載に間違いが生じる可能性があります。例えば、国民健康保険や年金、介護保険などの手続きに影響が出たり、証明書の発行がスムーズにいかないといった問題が生じることがあります。また、住民票の記載が正しくないと、選挙権の行使や各種行政サービスの利用に支障をきたす場合もあります。 手続き自体は難しくありませんが、必要な書類や手続きの手順を前もって確認しておくことで、滞りなく手続きを進めることができます。必要な書類は、一般的に世帯主変更届の用紙、亡くなった方の死亡診断書、新しい世帯主の本人確認書類などです。これらの書類は、市区町村役場の窓口でもらうことができます。また、代理人が手続きを行う場合は委任状が必要となる場合もあります。 手続きの期限は特に定められていませんが、世帯主が亡くなったことを知った日からなるべく早く手続きを行うことが推奨されています。届け出が遅れると、前述のような不利益が生じる可能性がありますので、注意が必要です。 なお、新しい世帯主は、その世帯に属する人で、かつ、一緒に住んでいる人でなければなりません。通常は、配偶者や同居の親族が新しい世帯主となりますが、場合によってはそれ以外の同居人が世帯主になることもあります。誰が新しい世帯主になるかについては、家族でよく話し合って決めることが大切です。