
墓地選び:面積で変わるお墓の形
お墓を建てる土地の広さのことを、墓地面積といいます。この広さは、お墓を建てる場所の区画ごとに決められており、普段私たちが家の広さを表す時と同じように、平方メートル(平米)で表されます。ただし、お寺などでは昔から使われている「聖地」という単位で広さを表すこともあります。
この墓地面積は、お墓の形や大きさ、そして何よりもお墓にかかる費用に大きく影響します。そのため、お墓を選ぶ際には、まずどれくらいの広さの土地が必要なのかをよく考えることが大切です。
もしも狭すぎる土地を選んでしまうと、希望する形のお墓を建てられないことがあります。例えば、立派な石のお墓を建てたいと考えていても、土地が狭ければその夢を実現するのは難しいでしょう。また、一族みんなが一緒に入れるお墓を希望する場合も、十分な広さを確保する必要があります。
反対に、広すぎる土地を選んでしまうと、費用がかさんでしまうだけでなく、管理の手間も増えてしまいます。お墓の掃除や草むしり、お花のお供えなどは、定期的に行わなければなりません。広ければ広いほど、これらの作業に時間と労力がかかることは想像に難くありません。また、お墓の管理料も面積に応じて高くなるのが一般的です。
つまり、お墓を選ぶ際には、希望するお墓の形や大きさ、そして管理の手間や費用などを総合的に考えて、自分に合った適切な墓地面積を選ぶことが重要です。満足のいくお墓選びのためには、まず土地の広さからしっかりと検討を始めましょう。