
真宗高田派について
浄土真宗の一派である真宗高田派は、親鸞聖人の教えを大切に受け継いでいます。本山は三重県津市にある専修寺で、「高田本山」の呼び名で親しまれています。このお寺は、広々とした境内を持つ大きなお寺として有名です。
栃木県にも専修寺があり、そこには長野県善光寺に安置されている秘仏、一光三尊阿弥陀如来を模写したご本尊が安置されていると伝えられています。善光寺のご本尊は、絶対秘仏として広く知られており、そのお姿は一般公開されていません。そのため、栃木県専修寺のご本尊は、善光寺のご本尊に触れることのできない私たちにとって、大変貴重な存在となっています。
真宗高田派は全国に数多くの寺院と門信徒を抱え、人々の心の拠り所となる教えを伝え続けています。真宗高田派の教えの中心となるのは、阿弥陀如来の本願力です。阿弥陀如来は、すべての人々を救おうという大いなる願いを持っており、その力によって私たちは迷いの多いこの世から救われ、悟りの世界へと導かれるとされています。
私たちが日常生活を送る中で、念仏を唱えることは、阿弥陀如来の本願力と繋がる大切な行いです。念仏を唱えることで、私たちは心の安らぎを得ることができるとされています。また、真宗高田派では、葬儀や法要を通して、故人の冥福を祈るとともに、残された人々が生きる力を見出すための支えとなるよう努めています。先祖供養も大切な教えの一つであり、過去から現在、そして未来へと繋がる命の尊さを改めて感じることができる機会となっています。このように、真宗高田派は、人々がより良く生きるための指針となる教えを説き続け、心の支えとなっています。