一般墓地

一般墓地とは、お墓を建てることができる場所のことを指します。お墓を建てるための区画が用意されており、まずは外柵と呼ばれる土台を作ります。その上に、墓石を建ててお墓とするのです。 芝生墓地やゆとり墓地といった種類のお墓と区別するために、一般墓地という言葉がよく使われます。芝生墓地は、芝生の中に墓石が設置されているお墓で、洋風の雰囲気を持つことが多いです。ゆとり墓地は、従来の墓地よりも区画の面積が広く、ゆったりとした空間が確保されているお墓です。これらと比べて、一般墓地は、より伝統的なお墓の形をしていることが多いです。 一般墓地のお墓の形は様々です。昔からある和型墓石や、近年人気が高まっている洋型墓石など、様々な種類があります。和型墓石は、竿石、上台、中台、下台といった複数の石材を組み合わせた、伝統的な形をしています。洋型墓石は、比較的シンプルなデザインで、横長の石材に文字が刻まれていることが多いです。最近では、デザイン墓石と呼ばれる、故人の個性を反映したオリジナルのお墓を作ることもできます。好きなキャラクターの彫刻を施したり、趣味に関する装飾を付けたりと、故人の人生や想いを表現したお墓を建てることができるのです。つまり、一般墓地という言葉は、特定の形のお墓を指すのではなく、お墓を建てる場所の種類を表す言葉なのです。 近年は、様々なニーズに応えるため、一般墓地にも新しい取り組みが取り入れられています。例えば、ペットと一緒に埋葬できる区画を設けている墓地も増えてきました。大切な家族の一員であるペットと共に永遠の眠りにつくことができるため、人気を集めています。また、高齢者や車椅子の方でも安心して墓参できるよう、バリアフリー設計が施されている墓地も増えています。段差をなくしたり、スロープを設置したりすることで、誰でも安全にお墓参りをすることができるようになっています。